本記事の要約は以下の通りです。
| 画 | 内容 | 主なポイント |
|---|---|---|
| 1画目 (斜め線) | 左上から右下への短い斜め線 | ・縦線ではなく、やや右下がりに流す。 ・線の角度は30〜40度ほど。 ・軽く反らせて、止めずに抜く。 |
| 2画目:前半 (横線) | 中央あたりから右上へ向かう短い線 | ・やや上向きに軽く引く。 ・線の始点は1画目のやや右上。 ・長くしすぎないことで、バランスが取れる。 |
| 2画目:後半 (払い+曲線+横線) | 右上から左下への斜線→下への曲線→90度を意識した縦線からの横線 | 1.横線部分はやや右上がりに。 2.下に曲げながら「え」の丸みをつくる。 3.最後は真横に線を引く。 |
それぞれ解説します。
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各画(線)の書き方:2画構成

「え」は2画で構成されています。

ただし、2画目が複雑な動きを持つため、前半・後半に分けて考えるときれいに書けます。
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また、「え」を書くときは、三角形をイメージすると形が整います。
他のひらがなでも四角形や台形など「図形」を意識するときれいに書けることが多いので、覚えてください。

【1画目】左上から右下へ向かう短い斜め線
1画目は、文字全体の“流れの始動線”です。
勢いをつけすぎず、軽やかに引くことで、流れるように2画目が書けます。
ポイントは、左上から右下へ、やや斜めに流すように書くことです。小さい点ではなく、右下がりでピタッと止めます。
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角度はおおよそ30〜40度、まっすぐ下ではなく「右下がり」に。
軽く反らせるように書くと、文字に柔らかさが出ます。
(ダメな例)
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どちらも漢字を崩した文字に見えます。
真横に書くと「元」、うったてのように書くと「之」。見る人によっては「え」と読めない可能性があります。
【2画目前半】右上へ向かう短い線
1画目の始まりよりも左側からスタートし、軽く右上に線を引きます。
ポイントは、やや上向きの動きを意識することです。
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この線が、2画目後半(斜線→カーブ→横線)への導入になります。
(横線の長すぎる・短すぎる例)
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横線が長すぎても、短すぎても不格好です。三角形の線に触れるイメージで書きましょう。
【2画目後半】横線→下カーブ→直角→横線の止め
2画目の後半は、「え」の印象を決める最も大切な部分です。
ポイントは4つです。
① 左下に向かって長めの斜め線を引く
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角まで斜線を書いたら、来た道に戻るため、紙からペンを離さないでください。横書きの便箋であれば、罫線を目安に書けば文字が整います。
② 斜め線を半分戻り、下方向にクルっと曲げる
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(斜線の戻りがダメな例)
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戻りが不適切だと、どれも形が崩れて「え」と読みづらいです。
③ 中心線に沿って、斜め線の終点の高さを目安に縦線を下に引く
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④ 直角を意識して右へカーブさせ、横線を引いて最後は止める
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2画目は、前半・後半に分けて解説しましたが、全体を止めずに「流れる1本の線」として書きましょう。
(最後の横線がダメな例)
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正しく書かなければ、漢字の崩し文字と間違えて「え」と読めない可能性があります。
まとめ:「え」のきれいな書き方のコツ
本記事のまとめとして、重要キーワードは以下になります。
- 三角形をイメージして書く
- 中心線を意識する
- 線の長さで文字の印象が変わる
- 力を抜いて、流れるように書く
「え」は中心線を意識するには最適の文字です。徹底的に反復練習をしましょう。
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