「島」という漢字は、画数が少なくシンプルな印象ですが、美しくバランスよく書くにはちょっとしたコツが必要です。特に習字やボールペン字、美文字を目指す人にとって、「島」は全体の形が崩れやすい漢字のひとつ。
そんな「島」をきれいに見せるポイントは、ズバリ“正三角形”を意識すること。外枠の「山」の部分を三角形のように配置し、その中に「鳥」をしっかり納めることで、安定感のある美しい字になります。
また、1画目の配置や3画目の角度、最後の「鳥」のパーツを詰めすぎないことも重要です。
この記事では、字の構造を理解しながら、美文字に仕上げるための「島」の書き方を、図解つきでわかりやすく解説します。習字初心者から日常の字を整えたい方まで、ぜひ参考にしてみてください。
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「島」を美しく書くためのポイント

漢字「島」を美しくバランスよく書くには、いくつかの意識すべきポイントがあります。以下に参考例としてコツを整理します。
- 「正三角形」を意識すると整いやすい
「島」の全体構造を正三角形に見立てて配置すると、左右のバランスが自然と安定します。 - 「山」はぺたっとした逆台形のイメージで
上部の「山」は横に広がりすぎず、低く抑えて逆台形のような形にすることで安定感が出ます。 - 横線の間隔は均等に
内部の「鳥」の部分では、横線の間隔を均等に保つことが整った印象を与える鍵になります。 - 左上の払いは少し右上がりに
一画目の払いは、やや右上に向かって斜めに上げると、動きのある印象になります。 - 最後の画は少しカーブさせ、伸ばしすぎない
最終画は直線ではなく、やや丸みを持たせながら収め、下に長く引きすぎないことが重要です。
全体バランスは「正三角形」を意識

「島」の形は、正三角形に収めるように意識するとバランス良く見えます。
正三角形をイメージできるまでは実際に書いて練習すると良いでしょう。

「山」の部分がペタッと平らな台形になるように


美しい「島」を書くためには、正三角形の中におさめる意識が重要です。特に下部の「鳥」の部分が鍵を握っています。
▷ 「山」はぺたっとした逆台形に
上部の「山」は縦長ではなく、横に広く平たい逆台形の形を意識して書くことで、全体の三角形のベースがしっかりと安定します。
▷ 左右下部のすき間をなくす
「鳥」の部分を三角形の左右端までしっかり使って書くと、左右の下部にできがちな“すき間”を減らすことができます。こうすることで字の重心が下がり、安定感のある見た目に仕上がります。
▷ 横線の間隔・角度をそろえる
「鳥」の中の横線3本(田のような構造)は、線の間隔・角度がバラつかないように整えると、見た目が美しくなります。全体の調和を保つために、目で見て等間隔になるよう意識しましょう。
「島」のきれいに見えない書き方一覧

| NGパターン | 問題点 | 見た目の印象 |
|---|---|---|
| 下に膨らみすぎる | 下の空間が広すぎてバランスが悪い | 重心が不安定で下に間延びした印象になる |
| 「山」を包み込む横線が短い | 横からつぶされたように縦長になる | 詰まったような印象になる |
| カクカクしている | 線が角ばりすぎて滑らかさがない | 幼稚で硬い印象になる |
| 「山」が大きすぎる | 上部が目立ちすぎてアンバランス | 下が小さく見え、不安定な構成になる |
| 包み込む下方向の線が斜め直線すぎる | 自然なカーブがないためバランスが悪い | 硬く不自然な印象になる |
| 横線の間隔が不均一 | 線のリズムが乱れて整わない | 乱雑で不揃いな印象になる |
「島」をうまく書けていない失敗例とその原因

「島」の漢字をきれいに書こうとしても、正三角形のバランスを意識できていないと、以下のような形になってしまいます。以下は「うまく書けていないダメな例」のポイントです。
- 正三角形ではなく、縦に長い「長方形」のような形になっている
全体のシルエットが縦に間延びしており、安定感がなくなっています。 - 「山」の先端が内側に入りすぎている、または離れている
上部の「山」のバランスが崩れていることで、外枠としての役割が不完全になっています。 - 正三角形の左右下部にすき間ができている
本来、左右下の角は三角形の頂点に収まるようにすることで締まりが出ますが、この例で内側に寄りすぎて空白ができており、間延びした印象になっています。
まとめ:「島」のきれいな書き方のコツ:正三角形をイメージしよう
● 基本の考え方
- 「島」を美しく書くには、正三角形を意識するのが最重要。
- 特に「山」を逆台形のように平たく、内部の「鳥」をその中にバランスよく配置する。
● 美しく見せる5つのポイント
- 正三角形を意識した全体配置
→ 安定感とバランスが出る。 - 「山」はぺたっとした逆台形で
→ 横に広げて、潰れた印象を防ぐ。 - 横線(鳥の部分)の間隔・角度を均等に
→ 規則性が美しさにつながる。 - 1画目の払いはやや右上がりに
→ 動きのある印象に。 - 最終画(下)は軽くカーブ、長くしすぎない
→ 柔らかく、まとまりのある字に仕上がる。
「島」は単純に見えて崩れやすい漢字。正三角形の中にすべてを納める意識と、横線の間隔や曲線の自然さを意識すれば、誰でも美しく整った字が書けます。初心者はガイドライン付きで練習するのがおすすめです。


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